元馬屋だった所を台所にリフォームしたようです。
4畳半くらいの広さはそれほどありません。
絶望的だったのがシンク裏の壁でした。
おそらく水道の水漏れが常態化していたのでしょう。土壁は剥がれ、柱の根元が腐っていました。
幸い増築部分の柱だったのでたいしたことはなかったみたいです。
大雪が積もってもびくともしなかったので多分大丈夫です。
ここはコンクリートを打って腐った柱ごと埋めることにしました。
コンパネで型枠を作り、生コンを流し込んでいきます。
生コンは捨てコンをちょろっとだけ頂きました。
船もないので材木にナイロンをかけて簡易的に作りました。
バイブレーターもお借りして生コンをつめましたが、やっぱりなかなか初めからうまくはいきません。
ちょっとだけ空洞が出来てしまいました。あとからインスタントコンクリートで埋めました。
最後にトタンを張って完成です。
床は土間が水平ではないので、根太、コンパネで下地を作っていきます。
壁や天井の作業をするのも足下が安定していると作業がしやすく、効率も上がります。
勝手口は戸が動かなくなっていて開閉できないようになっていました。
天井は居間と同様、隠されていた梁を出し、野縁で下地を組み、石膏ボードを貼りました。
居間よりも梁が曲がっていたので、調整しながらの作業に苦戦しました。
台所は水を使うので、天井・内壁ともに水に強いツヤあり水性塗料を選びました。
今回はクリームイエローとカミさんの要望により、壁の一部に薄い緑を差し色で入れました。
最後にフローリングを貼ります。
コンパネで下地を組んだので、6㎜の薄くて安い合板フロアを選びました。
フロアを貼るには、フロア釘という特殊な釘を使います。フローリングを傷つけないように最後は釘締めという道具で締めうちします。
これが難しいのなんのって。フロア材が激薄だったこともあり、悪戦苦闘しました。
特に事前合わせもせず、どんどんと貼っていってしまったので、最後の最後で微妙な隙間が開いてしまいました。なんとかごまかしましたが、これも手作りの味ってことで許しました。
現在は備品の取り付けなど、細かいところをいじっています。
床、壁、天井が綺麗になるだけでグッと家らしくなりますね。